歩みと記憶

ものがたりが、
人を育てる。

1993年創業。
こんな記憶の
ものがたりを糧に、

ものづくりを
磨いています。

最初は売れなかった。
でも苦労って悪くない。
商品を豆腐のように扱う。
包装はしゅるっと取りやすく。
きちんとていねいが身についた。

ものづくりと、ものがたりを愛す。
もと書店員がつくった健康カンパニー

  • 1998年春、札幌で誕生。
    健美同根(けんびどうこん)、
    健康と美のものづくりカンパニーへの第一歩。
    まずは化粧品からしゅっぱ〜つ!
  • 社長の陽子は、本屋で20年
    楽しく働いていたけれど、えいや!と転身。
    「本が与えてくれた人への想いを、
    商品にのせて世の中に届けるぞ」と。
  • でも売れない。
    お金がなく苦しかった。
    どのくらいかというと、一本のご注文のお電話に、
    ありがたくて涙がポロポロ。
  • 苦労って悪くない。商品を豆腐のように大切に。
    包装はしゅるっと取りやすいようにね。
    お客さまごころが身についた。
  • 健康食品はハーブティーから始まった。
    20年に及ぶご愛飲者が今もたくさん。
    うれしくて先日、心ばかりを贈呈。
  • 社員が家族にのませたい商品しかつくらないよ!
    相場など考えず、「私がずっとのみ続けるなら価格はこのくらい」と
    お客様と同じ気持ちで価格を決めた。(本当は、業界の相場を知らなかっただけ)
  • 人生ってけっこう結果オーライですね。
    おかげで人への想いが豊かで、ものづくりにこだわりたい社員が集まった。
    そして、研究開発型企業としてどんどん商品が増えていった。
  • サンセリテ札幌は、皆さまとのふれあいを糧に、
    喜びや失敗という思い出(ものがたり)を重ねて自分を磨きたい。
    そして世の中にあってほしいなと感じてもらえる一社になりたい。
    そう考えている会社です。

創業者のこと。
共に生きてくれてありがとう。
大きな贈り物をありがとう。

代表の山本陽子です。創業者は、亡き夫です。
ふたりでサンセリテ札幌という
船を漕ぎ出しましたが、
そもそも「船出しようよ!」とさけんだのは夫でした。
サンセリテの来た道。
ちょっとだけ思い出ばなしをすることで、
亡き夫のレクイエムになったらいいな。
そんな気持ちでお話しします。
よかったら聞いてください。

夢はあるけどお金はない。そんな夫でした。だから私が長年勤めた書店からの退職金やらを虎の子に、サンセリテは小さな一歩を踏み出しました。

でも、夢の力ってかたちはないけど、すごいなってあらためて思います。
「夫と私、経理の妹。3人が食べていければいいよね」
「北海道内のお客さんだけでじゅうぶん」とこじんまり考える私を、狭い部屋からひきずりだしたのは、夫の夢の力。

ばばっと窓とドアをあけて、「お値うちな商品を待っている人は、日本中にいるんだぞ!」と。
「ちょっと待って。大風呂敷はケガのもとだから」とたしなめたところで、夫の猛進は止まらない。

売れなくって涙が出るほど苦しかった時代。ようやく出口が見えたかもとホッとする間もなく、銀行に夢とプランを語って、大きな資金を借り入れる。商品開発と広告に勘と度胸で投資する。

むこうみずな人だからハラハラしどおしでした。でも広告投資の効果とか、数字での解析には強い人でしたから、運よく大きな失敗もなく、全国にお客様が少しずつ増えていきました。

とはいえ利益は次の投資へとむかうから、夫も私もお給料はずっと会社員なみ。お金が苦しくなるとふたりの給料を削るし、成功している、なんて実感はまるでなかったですね。

夫にはもちろん弱点もたくさんありました。商品開発については、私がゆずりませんでした。
「お値うちなら買ってもらえる」と信じている夫。
「お値うちプラスαが大事なのよ。価格を超える付加価値がなければ買っていただけるわけがない」とふんばる私。

夢をちょっと乱暴にぐいぐい推進したい夫と、商品の価値と品質をこつこつと高めたい私。ふたりはいっけん衝突しているようでいて、今から思えば違いをぶつけあうことで、お互いを補いあい助けあっていたのかもしれません。

夫は好きなこと嫌いなことがはっきりしていて、気分屋のところもあったから、社員にはずいぶん迷惑をかけたと思います。でも会社や商品への愛着には頭が下がるものがありました。

まだ3人しかいない会社なのに、なぜか夫はネクタイをぴしっと締めて出勤。少し滑稽に思えて
「何のため?」と聞くと、
「会社と仕事への敬意だ。当たり前だろ」と返ってきました。

商品の扱いや包装がルーズな場面を見ると、
「豆腐だと思って大切に扱え!」
「1ミリの包装のずれは、お客様軽視の現れだ!」と声をあらげたことも。喜怒哀楽を隠せない人で、子どものように泣いたり、笑ったり。

手を焼くこともありましたが、それでも社員の話にとことん耳を傾ける人間味もありました。人をかわいがり向きあう夫を思い出すと、私は冷たいのかなと思うほど。

怖いものなしの蛮勇で無茶する夫。身のたけを超えた背伸びに、どちらかといえば理で組み立てて考える私は、「不合理すぎる」と困り果てたことも多々ありました。

まだ社員数が少ないのに、札幌市内に3フロア900坪で駐車場30台の立派なオフィスを借りてしまったのです。

高額家賃に悲鳴をあげる私を尻目に、夫は大手のメディア企業や情報企業と意気揚々と商談を重ね始めました。

どうやら立派なオフィスが信用力となって、大手企業ならではの知恵と方法論が、サンセリテに注がれるようになったのです。実体は吹けば飛ぶような小さな会社なのに。

この恩恵は無謀とも言える夫の決断力の成果でした。
私が100回生まれ変わったとしても決してできない決断です。

サンセリテの帆に順風が吹き、売り上げは急上昇。ようやく青空が目の前に広がり始めました。すいすいと加速しようとしたそのとき、人生はときに残酷ですね、 私たち夫婦の私生活は暗く重い黒雲に覆われてしまいました。

夫が脳溢血で倒れ、車椅子となり、長い介護生活が始まったのです。夫の無念は、どれだけ言葉を尽くしても表現することはできません。他界するまでの10年近い介護の日々は、夫と私を、それぞれ違う苦しみへと縛りつけました。

ふたりの苦しみの思い出も、一度きりの人生の思い出です。記憶という大事な箱に、楽しい思い出と一緒にきちんと閉まっておきます。ここでは、夫への感謝の思いだけ、皆さんにお話しすることにします。

戦後は、欧米型の資本主義の進展と共に、労働者の権利保護が謳われた時代。そんな考えに強く共鳴していたご両親の影響もあってか、夫の無意識には「民衆が喜ぶものを」という志向が根底にあり、 「お値うちであること」「日本全国に広げること」にあれほどこだわったのかもしれません。

安心してください。 あなたの「お値うちへのこだわり」はいま、サンセリテのすみずみまで深く根づいていますよ。

喜んでください。 あなたが怒鳴るほど口やかましく求めた、「仕事」への敬意と、「お客様」への愛情もまた、若き社員の精神に受け継がれていますよ。

しかし残念なことに、勘と度胸のむこうみずは受け継がれていませんね。それを人に求めるのは無理だし、あまり感心できないことです。

でも、胸をはってください。 あなたがつくった大きな夢と展望、むこうみずで切り拓いた道筋は、サンセリテのかけがえのない財産になっていることは確かですから。私たちはいま、日本中のおよそ4万人ものお客様とつながっています。

あなたは、大きな贈り物をいくつも与えてくれました。 心から、ありがとう。

そして最後に、山本陽子個人からも、お礼を言わせてください。

あなたがいたから、私の人生は豊かでした。そして、あなたの痕跡はまだまだ私の中で生き続け、これからも私一人では決して見ることができなかった色とりどりの風景を見せてくれるに違いありません。

あなたのおかげです。 共に生きてくれて、ありがとう。 素敵な波風を、ありがとう。

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History
沿革

前例に「沿って」伝統をつくる。
前例を「革新し」進化を遂げる。
そんな20数年でした。

  • 1993年

    サンセリテ札幌 創業

  • 1998年

    株式会社 サンセリテ札幌 設立

  • 2000年

    本社移転(札幌市内)

2002年 グルコサミンMPB 新発売

長年勤めていた本屋を辞め、夫とともに美と健康の総合カンパニーを立ち上げました。貯金をくずして広告を打っても、ご注文の電話はめったに入らない。緊迫のなか、お電話が鳴ると、間髪おかず飛びつきました。うれしくて、ありがたくて、それ以来、1回のコールで受話器を取る、が伝統です。(写真は、創業間もないころの社長山本と創業メンバー)

  • 2005年

    資本金増資(3000万円)

  • 本社移転(札幌市内)

2006年 ECサイト開設

お客様が全国にひろがっていきました。最初に開発した健康食品『すっきりハーブティー』はたくさんのお客様が、今なお愛用してくださっています。平凡な当たり前をきちんとやりぬく。変わらずつづけていきます。

  • 2016年

    ROYALプラセンタホワイト新発売

  • 2017年

    歩ひざ王の前身である
    プロテオグリカンラクト® 新発売

2018年本社移転(札幌市内)

札幌の大通り公園沿いにある、自慢のオフィスです。たとえお電話やメールであっても、お客様がいま、どんなお部屋でどんな表情でお話しくださっているのか、想像しています。いろんな健康話をお聞きしたい。健究室の健究員と、楽しく、なごやかにお話ししませんか。

  • 2019年

    グルコサミンMPB
    リニューアル新発売

  • コーポレートサイト新設

  • 2020年

    機能性表示食品 歩ひざ王®
    (旧プロテオグリカンラクト®)
    リニューアル新発売

  • 健康サプリメントブランド
    「健究室(けんきゅうしつ)」 開始

  • 企業ロゴマーク リニューアル

  • 2021年

    スキンケアブランド
    「究(KYU)」 開始

  • ROYALプラセンタホワイト
    リニューアル新発売

  • モンドセレクション受賞
    ・グルコサミンMPB
    ・歩ひざ王
    ・ROYALプラセンタホワイト

  • PAVONE AWARD受賞
    ・グルコサミンMPB
    ・歩ひざ王
    ・ROYALプラセンタホワイト

  • 美容クリーム リンクルクリームNA 新発売

  • 2021年

    オンラインショップ リニューアル

  • 2022年

    コーポレートサイト リニューアル

  • モンドセレクション受賞
    ・グルコサミンMPB
    ・歩ひざ王
    ・ROYALプラセンタホワイト
    ・リンクルクリームNA

  • 2023年

    資本金増資(5000万円)