お値うちの理由

続けられる価格
じゃなきゃ、
健美は実らない。

「お値うち」は
偶然の産物。
でも
必然のポリシーに
なりました。

ある日、
社員が社長に直訴。
「お値うちの理由を、
オープンに!」

「なぜサンセリテ札幌は、お値うちなの?」「健美成分の品質は大丈夫?」そんなご心配の声が、たまに届きます。「これは放置できないぞ。」そう考えた社員が、ある日、社長に直訴しました。「なぜお値うちなのか、会社には説明責任があると思います!」

社長の山本陽子です。
お値うちは、
ずっこけ話が出発点。

サンセリテ札幌をつくる前、私は札幌の紀伊国屋書店で25年ほど、書店員として働いていました。本も仕事内容も大好きでしたが、事業意欲の高い夫の夢をなんとかかなえてあげたい。そんな思いから、夫婦で会社を立ち上げることを決心しました。

健康や美について知的欲求は強くありましたが、2人とも健康関連の他社には興味関心がまるでないんですね。だから値段ぎめも、他社をきょろきょろ見て相場をはかったりしませんでした。

値づけの判断軸は、一つ。
「ずっと続けられる
価格か否か?」

健康サプリやスキンケアという商品は、いくらすばらしい良品でも続けられなければ意味がないんです。無価値です。なぜって、効能に近道はなく、継続こそ力だからです。

「他社よりお値打ちに」と
競合対策していません。

「お客さんが継続できる値段で」と、それだけを考えました。結果的に「お値うちになった」が本当のところなのです。「利益率低いねえ。でも、競合の値段を見ないなんて、陽子ちゃんらしいよ」といろんな人に言われましたが、「え、そうなの?相場からずれてるの?」と、私自身あまりピンとこなくて、まわりから「ずっこけちゃうよ」と笑われたりしました。

本屋の値づけ感覚が、
お値打ちを生んだのは
確かです。

本屋さんは商品利益が低い。でも、そんな値づけ感覚がたたって、そのあとジタバタしたことも事実です。商品開発費、在庫管理や配送費が思ったより多額で、「PR広告を打つ予算が足りない!」なんてこともしょっちゅう。ダメな社長ですね。広告費が捻出できず、成長が遅れてしまいました。

長寿社会。
年齢はもっと高くなる。
続けられる、という「価値」も高くなる。

でもまあ、これでよかったんだと思っています。いったんお値うちにした限りは、今さら引き返せないですし(笑) 偶然のように産まれた「お値うち路線」ですが、まじめな話、今では「社会と共生するために不可欠な必然のポリシー」だと考えています。

長寿社会日本は、ついに人生100年時代へ。100歳までの健康が幸せの条件になりました。80代90代でも続けて購入できるお値うち感は、継続すべき私たちの社会的責務だぞ、と社員みんなで決意を新たにしています。