★すこやかさん
くよくよ、イライラ、「脳」のせい?!<前編>
2024.07.11
ささやかだけど気になる健康の悩み、ちょっと不健康社員と共有しましょ。
万年冷え性、腹痛頭痛持ち…と健康カンパニー所属とは思えない
「不」健康社員船谷でも実行出来る(?)
ゆるっとお悩み解決策をお届け!
※なお本文は一人の作者が二重人格で書いています。
そのネガティブは「脳」のせい?
開始早々、ギャグマンガのような災難に見舞われていますね。
朝食の玉子焼きは焦がしたし、満員電車でイヤリングなくしたうえ、小指はぶつけるし…
次は何が来るんだ…
※筆者が歩き方に気を取られていたのはこの占いのせい?↓↓↓
イライラしていると、脳がネガティブな妄想でいっぱいになっちゃいますよね。
ちなみに人間は1日平均4回「イライラ」を感じるそう。あと1回で済むといいですね。
ネガティブな感情が強いと、気分だけではなく、体調まで悪くなることもありますからね。
そうですねぇ…実はその答えは案外「脳」にあるかもしれませんよ。
ピンときてなさそうですね。一見コントロールが難しく思える「感情」ですが、実は「脳を鍛える」ことで案外思い通りにできるんです。
…さっきまでの落ち込みはどこへやら…ほんとに気分の浮き沈みが激しんだから…
というわけで、今回はネガティブな感情と脳の関係性、付き合い方を考えてみましょう!
そのイライラ、ちょっと解決できるかもしれません。
人間は「負」の感情で生き残った?!
まずは、そもそもなぜ人間の脳はネガティブな「負」の感情を感じるのでしょうか?
問題「怒」「哀」よ!怒ったり泣いたとて、100%いいことないじゃん?!
まぁさっきの感じだとそう思いますよね。でも身体の仕組みには、きちんと理由があります。
人間に負の感情がある理由、それはずばり「生き残るため」です。
……
現代の私たちからは想像つかないかないかもしれませんが…人間は元々、大自然の中で狩猟採集しながら生きてきた生物。日々命の危険を感じながら過ごしてきた時間の方が、人類史においては圧倒的に長いのです。
そんな人類にとって一番大事なこと、それは、「いいね」を稼ぐことでも、ブランド品でマウントを取ることでもなく、
「生き残り子孫を残すこと」そのために「危険をいち早く察し、身を守る」ことです!!
…まぁ、でも実際そうだよね。人類の最大の目的が「生き残り子孫を残すこと」だとしたら…
「負」の感情は、その目的のために不可欠だった、てこと?
ご明察!まさにその通りです。
草陰を警戒する「恐怖」があれば猛獣との遭遇率も下がりますし、自分の狩場を邪魔された際に「怒り」をもって攻撃しなければ、食料を失うかもしれないですよね。
現代の私たちから見ると一見厄介な「負」の感情ですが、人類が誕生した頃は、むしろこの「負」の感情を強く持つ個体こそが、生き残りに適した存在だったのです。
私たちはそんな「『負』の感情を強く持つ個体」の生き残り。人間の中でも怒りや悲しみを感じやすかった個体をルーツにもってます。そう考えると私たちに「負」の感情があるのも、当然のことだと思いませんか?
コラム:さみしがりやの生存力
スマホを片手に一人でリモートワークをしている人も多い現代社会ですが、人間は元々、「集団」で狩りを行い生計を立てる生物でした。狩りを行う「集団」から孤立すると、食料の危機、強いては生死に直結する圧倒的な危機に陥ります。そのため、孤独に対して「不安」や「悲しみ」を抱くのも、大事な生存戦略の一つだったのです。
孤独を感じた時に「悲しく」「不安になる」のも、生き残るために必要な本能的な反応なのですね。
意外としたたかに生きているのかもしれませんね。笑
「感情」を操る「脳」のしくみ
負の感情の存在意義が分かったところで…これらの感情がどこで生まれてくるのか、気になりませんか?
お、久しぶりのメタ的発言ありがとうございます。
お察しの通り、感情を生んでいるのは、「脳」。その中でも大脳辺縁系にある扁桃体という部分です。ここでは目や耳を通して入ってきた情報を瞬時に判断し、喜怒哀楽、快・不快などの本能的な感情を生み、身体を反応させています。
そうですね。これは私たちの意志とは関係のないところで、いわば本能的に行っている反応。先ほど確認した通り、いちいち考えてから反応していては、生き残っていられないですからね。
あぁ、落ちこまないでください。そんなことはないんです。
人間の脳は大脳皮質という部分の前頭前野が他の生物に比べ大きく発達しているため、本能的な感情を理性的に制御することができるのですよ!
前頭前野の役割は、扁桃体で生まれた本能的な感情を精査し、制御すること。本能のままに怒り泣きわめく前に
「ブチギレたいけど、相手が話している間は堪えて聞き役に徹しよう」
「泣きそうだけど家に帰るまで涙はこらえよう…」
そのような判断をしてくれるのが、前頭前野なのです。
発達しててくれてよかった…
他にも「暗闇の人影に驚き反射的に叫んだが、よく見たらただの枯れ木でホッと一安心、そそくさとその場を去る」なんて反応も、脳内で本能と理性が働き合った結果といえますね。
次回!負の感情とどう向き合うか?
そう考えると、この「前頭前野」でいかに感情をコントロールするか、が大事になってきそうですね。
そうですね。ネガティブになるのは気持ちが弱いからというよりは脳の影響が大きいです。
そして実は!前頭前野は少し意識を変えれば、いくつになっても鍛えることが出来るといわれています。
次回はその具体的な方法を伝授していきますよ!お楽しみにお待ちください♪
おまけ
思い通りにいかないことが続くと、イライラしたり、ネガティブ脳になりがち。しかし世の中には、なんでも楽しめちゃう才能の持ち主もいるようで…?
実は私のかわいい後輩たちも「楽しみ上手」のプロ。日々の仕事への向き合い方について新卒社員がインタビューしていますので、ぜひこちらもご覧ください💞気分屋でイライラしがちな私とは違い、いつも前向きでひたむきな姿に日々学ばせてもらっています(^^)
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船谷
サンセリテ企画係。北海道札幌市出身。コロナ禍就活を経て新卒でサンセリテ札幌に入社。現在は情報誌編集や「一級さん」の運営に携わっており、3年目のある日突然「編集長」と呼ばれるようになった。頭痛腹痛常習犯の不健康社員。趣味は、読書、野球観戦、コスメ収集、アニメやマンガの考察。最近の悩みの種は、一軍アイシャドウが廃盤になったことと、日ハムがなかなか優勝できないこと。