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幻の洋梨「オーロラ」を求めて!〜サンセリテ札幌 松井さんの洋梨愛 編〜

2022.09.26

サンセリテ札幌には、北海道のさまざまな地域で生まれ育ったメンバーもいれば、本州出身で進学や結婚を理由に北海道に移住してきたというメンバーもいて、一人ひとりが思い思いに「北海道での暮らし」を楽しんでいます!今回は、サンセリテ札幌・お客様係の松井(まつい)さんが登場!果物の楽園「余市」で見つけた、「幻の果物」を紹介します。

幻?の洋梨 オーロラ

すみれ
噂によると、松井さんには大大大好物の果物があって、それを求めて余市まで足繁く通っているそうですね?
サンセリテ札幌 松井(以下、松井)
どこからその情報を!?(笑)そのとおりです。毎年、秋になると私の頭は余市とその果物のことでいっぱいに。愛してやまない「あれ」がほしくてほしくてたまらないのです。
すみれ
わざわざ余市まで足を伸ばして買いたいほど、魅力的な果物、それは一体何ですか!?もったいぶらずに教えてください!
松井
「オーロラ」という品種の洋梨をご存知ですか…?
すみれ
オ、オーロラ?空に広がるグリーンやらブルーやらの光のカーテンではなく…洋梨ですか!?
松井
そうなんです!とろ〜りと濃厚で、甘さと酸味のバランスが良く、食べると口いっぱいに芳醇な香りが広がる、もはや幻!な洋梨があるのです。
すみれ
ええ!?そもそも北海道で洋梨が作られていることを知りませんでした。メロンやスイカばかりかと。
松井
道外のみなさんはそうやって驚かれます。余市では、りんご、ぶどう、桃、プルーン、プラム、さくらんぼなど、いろんな果物が食べられるんですよ〜。「北海道で果物といえば余市」!というほど、果樹園や果物畑が豊富な街なんです。
毎年お世話になっている果樹園では「オーロラ」の他に、「ブランデーワイン」という品種の洋梨もゲットします。こちらは対照的に、あっさりとした柔らかい甘みが特徴です。
すみれ
それは知りませんでした! 話を聞いているだけで、果実の甘い匂いが漂ってくるような気がします…!

オーロラとの運命的な出会い

すみれ
そもそも、松井さんはどのような経緯でオーロラを知ったのでしょうか?
松井
ある日、新聞に「オーロラ」についての記事が載っているのを目にしました。それからというもの、頭の中はオーロラでいっぱい!ですが当時、スーパーに「オーロラ」は売っておらず…。しかし!ある日ついに、大丸百貨店で見つけたんです。とはいえ、百貨店の果物。値段が高かったので一つだけ買って、家族で切り分け、「美味しいねぇ」としみじみ味わいながら食べました。
すみれ
そこから、なぜ余市に果物を買いに行くようになったのでしょうか?
松井
初めて食べたオーロラがすごく美味しかったんだよね、と夫が知人との雑談で話題にしたところ、なんと偶然にも、その方の親戚が、余市の果樹園で「オーロラ」を栽培していたんです!無理を承知で紹介していただけないか頼んだところ、快諾していただきました。それからというもの、日程を合わせてその果樹園に果物を買いに行くのが、松井家の秋の恒例行事になりました。
すみれ
なんと、ドラマチックな話ですね!人とのつながりが、松井さんと「オーロラ」の仲を取り持ってくれたのですね。よろしければ、松井さん御用達の果樹園のお名前、教えていただくことは…?
松井
ごめんなさい!とっても素敵なところなんですが、普段は果物の一般販売をしていない場所なので、名前はオフレコということで…。
すみれ
…残念です。松井さんお墨付きの美味しいオーロラを食べてみたかったです。
松井
でも、小売していない果樹園で買う洋梨は熟していないので、食べ頃のものを買うなら、道路沿いにある観光農園のお店の方がオススメです。というのも…洋梨って、実は美味しい瞬間を見極めるのがすごく難しい果物なんです。
すみれ
ええっ、そうなんですか?
松井
洋梨は木で熟さないので、収穫してしばらく置いて熟させる、「追熟」が必要です。ですが、熟しているかを見極めるのが、もう本当に難しい!触った瞬間のほんの少しフワッとする感触や、香りの強さ、皮の色の濃さなどなど…。微妙な違いに気づかなければいけません。私も最初は違いがわからず、まだ青いものを食べてしまったり、逆に、切ったら中身が傷んでいたことも…。
すみれ
洋梨沼にすっかりハマった今の松井さんだからこそ、採れたての洋梨を買っても、味を楽しめるのですね。松井さんのお話を伺っていると、私は今まで洋梨を充分に味わえていなかったのかもしれない…と思えてきました。

オーロラだけじゃない!松井家の余市愛

すみれ
松井さんの洋梨愛がよ〜く伝わってきました。果樹園のほかにも、どこか必ず寄る場所はありますか?
松井
私が余市の果樹園に通っていることを知ったサンセリテの同僚に、「余市に行くなら」と教えてもらったお店があります。その名も、南保留太郎商店(なんぽとめたろうしょうてん)。燻製の専門店で、ニシンやホタテなど、余市産の新鮮な魚介を中心に、カボチャやニンジン、クルミなど、さまざまな食材の燻製を製造販売している場所です。
すみれ
カボチャの燻製なんて、どんな味か想像つきません。興味がわきます。
松井
隣には燻香廊(けむかろう)というレストランが併設されていて、そこのメニューは、メインはもちろん、コーヒーからデザートまで、とことん燻製づくしです!
燻製されたボルシチは、コクが増して美味しい!
松井
私のイチバンのおすすめは、燻製したコーヒー。味がマイルドになって、とっても飲みやすいんです。レストランで食べた燻製製品を買って帰るのが、いつもの流れ。まんまとお店の思惑にハマっていますね(笑)。でも、とにかく美味しい。余市に行く時には、必ず立ち寄ります。
すみれ
うわ〜、それはぜひ飲んでみたいです!他にも、余市の魅力的なスポットを教えてください。
松井
任せてください!まず、余市には、とっても美味しいアイス屋さんが2ヶ所あるので、紹介しても良いでしょうか。
すみれ
お願いいたします!
松井
一軒目は、フレッシュフルーツファクトリー FRUTICO。ベリー農家が直営しているジェラート屋さんです。スムージーもあるので、暑い日にふらっと立ち寄るのにピッタリですね。自家製の果物をふんだんに使ったフルーツフレーバーが人気ですが、私はピスタチオ味が好きです。
すみれ
ジェラート屋さんのスムージーなんて、絶対に美味しいじゃないですか…!もう一つのアイス屋さんのことも教えてください。
松井
もう一つはハタノナカというアイス屋さんです。なんとこのアイス屋さん、畑の中にお店があるんです!畑の中にポツンと建っているのを、娘が車の中から「あれなんだろう」と見つけてくれて出会いました。自家製のイチゴを使ったサンデー風のパフェは、インスタ映えもバッチリ!もちろん、味も格別です。
すみれ
デザートにも果物は欠かせないんですね。「果物といえば余市」と言われる理由がわかってきました!
すみれ
余市産のものはどれも美味しそうで、いますぐ車を飛ばして買いに行きたいくらいです!元々は洋梨だけを目当てに行っていた余市ですが、今では街自体にも惹かれているのでしょうか?
松井
いや〜、そうですね。行くたびに立ち寄る場所も増えていって、どんどん余市にハマっているのを実感しています(笑)。
すみれ
毎年秋に余市での楽しみを持っている松井さんが、とっても羨ましいです。私も地元以外の場所で、大好きな地域が欲しくなってきました!

グルメのコツは、コミュニケーション!

すみれ
洋梨から始まり、すっかり余市にもハマっていった松井さん。どのように余市の魅力を知っていったのでしょうか。
松井
いろんな方からの口コミです。話してみると、みんな自分の知らない美味しいもの情報をたくさん持っているんですよね。
すみれ
すごくわかります!人からのいただきもので美味しいものを知ることもありますよね。
松井
そうですね。「余市サンセット」というトマトジュースに出会ったのも、いただきものの「びふか 太陽の水」でトマトジュースに目ざめたのがきっかけでした。元々、作り物っぽい味が嫌でトマトジュースが苦手だったのですが、「太陽の水」は本物のトマトの味でビックリ!この時から自分好みの味を求めて色々なトマトジュースを飲むようになり、「太陽の水」と同じくらい美味しかったのが、「余市サンセット」でした。購入できるお店が少ないので、スペースアップル余市という道の駅へ寄ったときは、小さなビンを買ってその場で飲んじゃいます!あとは…
すみれ
す、すみません、そろそろお時間が…!まだまだ語りつくせないほど、松井さんの余市愛は強いのですね。最後に一言、お願いいたします。
松井
あらあら、つい熱が入ってしまいました…コホン。夫の知人に紹介してもらった果樹園。サンセリテの同僚に教えてもらった燻製レストラン。娘が見つけてくれたアイス屋さん。いただきものから始まったトマトジュース…。人とのつながりが、地域の魅力を知る何よりの手がかりだと思います!
この記事を書いた人

すみれ

サンセリテ編集室イラストレーター。東京都生まれ三重県育ち。営業とイラストのお仕事を担っています。お弁当持って山に登ったり、サイクリングに出かけたりするのが最近のブーム。パン屋と精肉店に目がない。

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