お客さま健究員を巡る旅

丸山様のご自宅、長野までたずねて

2019.11.15

人生の歩みや楽しく生きるヒケツ、自慢の健康法など、「なるほど面白い!」なお話をお客様にお聞きする本連載。今回登場いただくお客様は長野県在住、お話上手でおもてなし上手な丸山様です。ご自宅では、取材一行が美味しいケーキや自家製の茄子漬けなど、たくさんご馳走になりました。どうしてそんなにアクティブなんでしょう?理由をお伺いしました。

今回の投稿者
長野県 67歳
丸山 邦子 様

あれ!?なんか違う。

整形外科に通っていたんです。2階にあがれなくて、1階に布団をしいていたくらい。週に一回ヒアルロン酸注射を打って、お医者さんも変えたけれど治らない。たまたま見かけた『グルコサミンMPB』を一週間飲んでみたら、「あれ!?なんか違う」と思って、それじゃあ続けてみましょうと今に至ります。

お母さん、辞めないで。

仕事は6、7時間、下手したら10時間立ち通しってこともあるんです。結婚式場の調理場で野菜を切ったり、配膳のお手伝いをしています。ひざの痛みはもう全然。昨年、心臓の病気が見つかったのですが、手術の前夜、仕事仲間が千羽鶴とお花と手紙を持って集まってくれたの。婚礼が多くて忙しい時期なのに、「邦子さーん!大丈夫ですかー!?」って。「あ、これは死んじゃいられない。また復活して仕事に戻らないと」と思いました。みんなが「お母さんが辞めたら困る!」といってくれるんです。もう14年目になります。

職業婦人でした。

人と会うのが好きでね。宝石と化粧品の販売を経て、保険の営業を18年続けました。みんな営業を嫌がるけれど、わたしは好きでした。幼稚園に預けた子どものことを忘れちゃうくらい。おかげで3人の子どもはたくましく育ちましたよ(笑)。

同じ道行かないからね。

今は旅行が好き。白馬や戸隠、新潟、富山。近所に住む妹と、自分の運転でもうどこへでも行きます。行きと帰りは違う道を通る。そうすれば違う景色が見えるでしょう。これからも運転してどこへでも行きたい。外へ出かけて人と会えば、自然と気持ちも晴れる。うちにこもっていたら旦那とケンカするばかりですから(笑)。

旦那はノンプロ野球の選手。

結婚当初、旦那は社会人野球チームの選手でした。現役時代は食事の用意が大変でした。栄養というよりも、野菜が好きな人で、とにかく一年中、野菜が食べたいと言って。冬は野菜が高いから、それが大変でしたよ。わたしは野菜が嫌いだから、あれもイヤ、これもイヤで、どうしてもサプリに頼ってしまいます。野菜好きの旦那は、退職後、畑でいろんなものを作っています。自分で図面を引いて、15センチ間隔で紐を作って。畑を通る人がみんな「このうちの畑はいつもキレイ」と感心しています。下手に手を出すと怒られるから、わたしは畑に行きません。ぜんぶ任せっきり。

普段の食事はわたしが作りますが、こんにゃく、野沢菜漬け、たくあん漬け、白菜漬けなんかは旦那が作っています。今年は梅干しも漬けていたっけ。おすそ分けして、「ありがとうございます。美味しかったです」と言われるとつい嬉しくて、毎年、毎年、また作るのね。旦那はまあよく動きます。

運動はしない。仕事で十分。

旦那は毎日、体操をしたり、ゴルフをしたり、今でもよく体を動かしています。わたしも観戦するよりは自分で動いた方が好きだったけれど、運動はやめました。地区のソフトボールやソフトバレーの大会にも出ていたけれど、若い人が出てきたから年寄りはさようならって。今は、会社の中で歩いているだけで十分だと思っちゃう。だって1日働いたら2キロは痩せていますからね。

どんなときも化粧をします。

どうやって健康を維持してきたかというと、人前に出つづけていたことがよかったのかもしれません。今も社員が足りないときは、帽子を被って、披露宴に顔を出して、お料理を出しています。お客さんの前に出るときは、完全に顔が見えちゃうものね。「わあ、この結婚式場はこんなおばさんが働いているんだ」って思われないように。今も朝起きれば、絶対に化粧をします。うちの中にいるだけの日でも。母も好きだったんですよ。病院に入院しているときも、「眉毛だけは書かなくちゃ」とすごくおしゃれに気をつかう人でした。

全然違う世界へ飛び込んじゃう。

化粧品を売っていた時期もあるから、化粧品は好きね。スマホで買いますよ。洋服は試着してみないとだめだけれど、化粧品やサプリはインターネット。メルカリも試しました。北海道の方からブーツを買いましたよ。まずはなんでもやってみようと挑戦する方かもしれません。「健究員」に応募したのも、何か新しいことを始めたかったから。ずっと仕事続きだったからね。本当は俳優の西村まさ彦さんが立ち上げた劇団に応募しようと考えていたんです。でも、タイミングが合わなくてできなかった。そんなとき、「健究員」の募集を見つけました。全然違う世界に飛び込むのって楽しそうじゃないですか。

健康じゃないと食べられない。

病気になるとご飯が食べられなくなるのね。わたしはご飯(白米)が食べたい人だから、それがおいしく食べられなくなったら、おしまいだなって思っています。だから、健康でい続けたいなと。それから、やっぱり動けることが大事ですよね。元気なうちにまだいっぱい、いろんなところへ行きたい。今年、東北の三陸方面へ行ったんです。そしたら、そこのガイドさんが、同い歳くらいの方だと思うけれど、震災で大変だったことをくわしくお話ししてくれて。こんな風に自分のことをお話ししてくれるガイドさんはめずらしいな。もう一度会ってお話したいなと思いました。 できるだけ長生きしたいですね。父は93歳だけど今も元気ですしね。せいぜい、母が亡くなった歳までは元気でいたい。まあでも、心臓の手術をしたから、きっと元気でいられると思います。

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