時々悪事が健康のヒケツ

みんなにとっての騒音。わたしにとっての快感音。

2022.11.09

人生に欠かせないものは、何ですか?映画、小説、ファッション、スイーツ、家族…きっといろんなものを思い浮かべるでしょう。今回、登場するのは、「爆音」が欠かせないと語る方。「爆音って何のこと?」「どうして好きなの?」とハテナが浮かんでしまいますが、彼女のなかの「強烈なこだわり」に触れると、案外、共感してしまうかも。この記事を読み終わるころには、爆音で音楽を聴いているかもしれません。

今回の投稿者
サンセリテ札幌
企画係
斉藤

嫌われものの爆音が、大好き。

みなさんは「爆音」と聞いて、どんな音を想像するでしょうか?

「爆音」を辞書で調べてみると、「爆発・爆裂の音」と書かれています。「騒音と何が違うの?」と思われたかもしれません。おそらく多くの人が「爆音」に対して良いイメージを持っていないでしょう。

そんな嫌われものの代表格である「爆音」ですが、何を隠そうわたしは「爆音」の大ファンなのです。「爆音が好き!?それってどういうこと!?」その反応、正解です。少数派のわたしの話、ちょっとだけ聞いてください。

ごめんなさい、音漏れ人間です。

爆音好き、つまりそれは、「爆音で聴く音楽が好き」ということ。そんなわたしの日常を紹介します。

まず、イヤホンで音楽を聴くとき。音量はもちろん、ほぼほぼマックスに設定します。あ、でも、安心してくださいね。車やバイク、地下鉄などの大きな音が響く屋外で、“ギリギリ”音漏れしないくらいの音量です。ただ、うっかり静かな室内で同じ音量のまま音楽を聴くことがあるのですが、そのときは“しっかり”音漏れしているみたいです。同僚いわく「音漏れ人間」です。迷惑ですね、ごめんなさい。

いつも持ち歩いているイヤホンと音楽プレーヤー。
小学生のころからSONY信者です。

次に、ライブハウスで生演奏を楽しむとき。普通だったら真ん中あたりでステージの全体を見渡したいですよね。わたしは違います。ステージの両端に設置されている「大きなスピーカー」の前を陣取るのです。スピーカーの前って気持ち良いんですよ!本当に音がでっかく聴こえる。爆音好きにとっての聖地ですね。

それから自分で楽器を演奏するとき。ピアノやギターも好きですが、中でもやっぱりドラムが一番好きです。マックスで鳴らせる音量は、ピアノやギターの比じゃないですから。トロンボーンを吹いていた時期もありますが、思い返せばほかの楽器よりも大音量で鳴らせるところが好きだったんでしょうね(笑)

超絶技巧を、全身で、脳で、骨で、感じたい。

ここでひとつ、持論を展開させていただくと、「音が大きければ何でもいい!」とは思っていません。というのもわたしは、演奏技術や楽曲の完成度には、ちょっとうるさいタイプです。

幼い頃から、いろんな楽器を演奏してきました。中高時代は吹奏楽部で、大学ではバンドサークルで、汗水流して練習に励んできました。ちなみに、あとベースさえ弾けるようになれば、一人でバンドができます(笑)

音楽をつくりあげることの難しさを知るからこそ、アーティストの技巧を爆音で堪能したいのです!

有名どころで申し上げると、B’zの「ZERO」という曲が大好きです。キーボードから始まり、そのあとに入ってくる歪んだギター。安定した重たいベースとドラム。そして圧倒的なボーカル。もうすでに完璧です。しかしこの曲、音量を上げて上げて上げて、爆音で聴くともっと素晴らしいのです! だって、キーボード、ギター、ベース、ドラム、すべての楽器から奏でられる一音一音をしっかりと感じ取ることができるのです。「あ、この一音の響きがすごく良い!」ってうっとりしちゃう。マニアックですか? それから、爆音にすると全身に伝わってくる振動が違うんです!脳みそがグワングワンと揺れる感じ。一つひとつの音が骨に響いてくる感じ。イヤホンを使えば、いつでも、どこでも堪能できちゃうんですよ。たまりません!

ギリギリ攻めて敗けること、あります。

さて、少し話を戻しますと、「音量のギリギリ」を攻めることで、周りに迷惑をかけてしまうこと、周りからクレームを言われることが残念ながらあります。いつも世間の都合とわたしのこだわりがせめぎ合っています。これでも「人に迷惑をかけないこと」を信条に生きているんですけどね!

たとえば、妹。部屋が隣同士のため、彼女が一番の被害者といっても過言ではありません。かな〜り気を遣っているのですが、壁一枚の隔たりではちょっとした音漏れも気になるもの。スピーカーから音楽を流せばうっすら聞こえてしまうし、ドラムの練習で雑誌を叩けば響いてしまう。最悪なのは、「機嫌の悪い妹」と「ノリノリのわたし」が組み合わさったとき!!!わたしに対するアタリがきつくなり、「これはやってしまった!」と猛省します。音量のギリギリラインを見直して、お菓子やら新作の漫画やらでご機嫌取りをして、信頼回復に努めます。

自宅にはドラムセットを置けないので、使わなくなった参考書やノートを積み上げて練習します。本物のドラムセットが恋しい…

大学時代、バンドメンバーから怒られたことも。楽器とアンプでパンパンになるほど狭〜い部室で練習をしていたときのこと。普通の音量でドラムを叩いているつもりが、爆音になっていたようで…。ベース担当が「うるさい!!!」と一言。いつも丁寧にアドバイスをしてくれる優しい子の一言が刺さりました…。「ほかの楽器もぜんぶ音量を上げてみない!?」と提案してみたものの、「全体のバランスが崩れる」と却下されてしまいました。

いざ、実験。わたしの爆音は、何デシベル?

どうしてクレームが出てしまうのか。それはきっと「わたしが想像する爆音」と「周りが想像する爆音」にズレが生じているからだと思うんです。爆音を聴きすぎて、麻痺していると言いますか。そこで、わたしが普段聴いている爆音を、数値化してみます。

まず、WHO(世界保健機関)によると、「安全な音量」は「75dB(デシベル)」までだそうです。調べると「75dB(デシベル)を超えた音を長時間聴き続けると耳に悪影響を与える」といったことが書かれていました。ちなみに、「75dB(デシベル)」は「掃除機をかけたときの音」くらいです。

では、「わたしが普段、聴いている音量」はどれくらいなのでしょうか?

実験結果がこちら!

★イヤホンで聴いている音量・・・80 dB(デシベル)

★ドラムで鳴らす音量・・・・・・100 dB(デシベル)    

どちらも「安全な音量」を超えてしまっていますね。

ちなみに、

★イヤホン=80 dB(デシベル)は、「電車や地下鉄車内の音」。

★ドラム=100 dB(デシベル)は、「電車が通過したときの高架下の騒音」だそうです。

わかっていてもやめられない。爆音がわたしを癒すから。

実験結果を見て、さすがのわたしも一瞬、思考が停止しました。「え、わたしはいつも地下鉄の車内音レベルで音楽を聴いているの!?高架下の騒音レベルでドラムを叩いているの!?」と。自分で自分を客観的に見ても、ちょっと狂気じみています。多くの人からは共感を得られないでしょう。

でも、やめられないのです。

もちろん周りと折り合いをつけながら、周りに迷惑をかけないように、とは思っています。「うるさい!」と言われたら、「耳に良くないよ」と注意されたら、素直に受け入れ音量を下げます。ごめんなさい、とちゃんと謝ります。

でも、爆音で聴く音楽は、わたしにとっては騒音ではなく、快音なのです。心地よいのです。癒し効果があるとされるヒーリング音楽を聴くよりも、爆音で聴くロックでわたしの心と体は癒されているのです!これからも周りと折り合いをつけながら、爆音を楽しんでいきます。

わたしの爆音人生に幸あれ!

この記事を書いた人

斉藤

サンセリテ企画係。札幌生まれ札幌育ち。2022年に新卒で入社し、現在は主にすこやかさんの制作やSNSの運用を担当。 入社のきっかけはサンセリテユーザーの母から見せてもらった情報誌たち。 熱しやすく冷めにくい性格のおかげで年々趣味が増える。最近は特にアイドルとおいしいお酒探しにはまり中。 成人して数年、日本酒で四季を感じるように。秋に飲めるひやおろしが大好き。

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