お客さま健究員を巡る旅

さすが先生!お話上手な岡山の相沢様をたずねて

2020.08.06

人生の歩みや楽しく生きるヒケツ、自慢の健康法など、「なるほど面白い!」なお話をお客様にお聞きする本連載。今回登場いただくお客様は岡山県在住、元教師でお話上手の相沢様です。ひとつ身体に不調や違和感を覚えたら、徹底して対策される。その姿勢が素晴らしく、取材一行も見習いたいと背筋が伸びました。

今回の投稿者
岡山県 61歳
相沢 昭弘 様

ぎっくり腰。どうしよう!

12年前、ぎっくり腰に。まずは整形外科へ行き、そのときはすぐ治ったんだけど、仕事に復帰して2週間後くらいかな、またなっちゃったんですよ。それから鍼にも、整体にも、整骨院にも行きました。それでも良くならない。どうしようかなぁ〜と思っていろいろと環境を変えました。車を変え、寝具を変え、筋トレの方法を変え、『グルコサミンMPB』を飲み始めた。『グルコサミンMPB』をどこで知ったかはぜんぜん思い出せないけれど、飲み始めたらまったく再発しなくなった。それで今日まで飲み続けているんです。ずっと教員をしていて、自分のやりたかった農業系の仕事に挑戦しようというときで。腰とか体、使うじゃないですか。再発したら困るなぁと。今では腰に痛みを感じるような機会はありません。続けることに価値を感じます。1日8粒のところ4粒に減らしていますが、とても手離せないものだなと思います。

教師を辞めて、農業の世界へ。

中学校で理科を教えていました。若いうちは子どもたちと部活で走り回るのが楽しかったですね。そのあとは養護学校へ。子どもたちと一緒に畑仕事をしたり、窯をたいて陶芸をしたり、木工を教えたり。子どもと接するのが好きでした。中学校に15年、養護学校に14年、あわせて29年教員を勤めました。51歳で辞めて、ずっとやりたかった農業の世界へ。趣味で40年以上続けてきたサボテン栽培を自宅で行いつつ、山の上にある農園に勤めています。農場は1ヘクタールほどあり、山の上ですから斜面ばかり。そういうところの草刈りを担当しています。全身を使う仕事で、体力を落とさないためにも良いかなと。そういうわけでぎっくり腰を再発させるわけにはいかないんです。

サボテン栽培、40年。

規模でいうとハウスが5つ、60坪くらい。本数は1万本、種類は1000種類くらいあるでしょうか。花粉をかけて、種をまいて、育種しています。最近は多肉植物がブームだから、趣味を持った人たちが見にきてくれるのが嬉しいですね。サボテンの魅力ですか?なんなんでしょう。やっぱり話しかけてくれることですね。癒されますもんね。ちょっと不思議な形で、花はめちゃくちゃ綺麗で、同じ種類であっても個性があって面白いですね。水やりはしなくてもよいけど、大きくしようとすると週に1回。夏は大変ですよ。ハウスの中が40度くらいありますから。頭に濡れタオルを巻いて、水着きて、上半身は裸。そうしたら倒れません!でないと倒れます。濡れタオルは気化熱をとって蒸発してくれる。頭を「涼しんだよ〜」とだましながらやっています(笑)。

絶対に朝は抜かない。
必ず味噌汁を食べる。

食事で気をつかっているのは、絶対に朝食を抜かないこと。それから必ず味噌汁を食べることですね。朝作るのは大変だから前の日に作っておいて、具は季節のものをなんでも入れます。必ず入るのは豆腐と油揚げ。そこに、なすやオクラ、にんじん、大根、なめこ。冬場は白菜を必ず入れて、玉ねぎ、じゃがいも、さつまいも。卵も必ず、玉子焼きか目玉焼きかのどちらかで食べます。最近は、大根おろしにちりめんじゃこをかけたものも。牛乳が大好きなので毎日180ccくらい飲みます。脂肪分が気になるので低脂肪乳にして。教員を辞めてからは自分の家で食べるものくらいは自分で作ります。夏はピーマン、オクラ、なす、トマト、きゅうり。それから、さつまいも、里芋、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、大根、かぼちゃ。冬場は白菜が中心です。枝豆も食べたいから、大豆をまいて熟す前にいただきます。

永遠の少年でいたい。

「永遠の少年でいたいな」っていつも思っています。今勤めている農園はぶどうや梨がメインなんだけど、さつまいもの畑もあって近くの小学2年生が芋掘り体験にくるんです。いろんなことに感動するし、目がキラキラしている。一番良い年頃だなと思っていて、私もあんな風に少年の心を持ち続けたいですね。歳をとってくると、本来楽しんでいたことに無関心になってしまうことがある。気分の抑揚がないといいますか。寂しいじゃないですか。何でも当たり前の風景になってしまうのはもったいないなぁと。孫と接していたら、本当に思いますよ。思いもよらない視点で喜んだりびっくりしたりする。また戻りたいなって思います。変化を見つけて喜びを感じる。精神が歳をとらないようにしたいですね。

99歳まで現役続行!

精神を若々しく保つには、体が元気でないと。最終目標はサボテンハウスの中で倒れて死ぬことなんです。できれば99歳。ベッドの上で99歳まで生きるのとは訳が違います。実は若くしていろんな不調があり、大きな病気2つと付き合っています。30歳で潰瘍性大腸炎。32、3歳で不整脈。だから自分の体に人一倍気を遣っているなと思います。

普段は布団の脇に置いた筋トレグッズでトレーニング。10月からはジョギングを始めます。夏場は草刈りの仕事で汗をかくから調子が良い。でも冬場は汗をかきにくいので、次の夏を乗り越えるだけの体力を蓄えるんです。スポーツ選手のトレーニングと同じですね。

3年ほど前からは誤嚥(ごえん)を防ぐために大きな口をあけて「あ・い・う・え・お・か・き・く・け・こ…」と運転しながら発声トレーニングをしています。目の問題も自分で克服しました。30cm先の指を見る、遠くの山を見る、指を見る、を繰り返すトレーニングで目の周りの筋肉を鍛えたら、運転以外、メガネがいらなくなりました。とにかく、体は意識して使わないとならないよね。

今でもね、モデルになりたいって思っているんですよ。自信があるのはヒップ。30年近くお尻が垂れないトレーニングをしています。サボテンを見にきてくれた女の子が、「相沢さんって美脚ですよね!」って(笑)。精神も、体も、若々しく保ちたいものです。

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