お客さま健究員を巡る旅
多拠点生活を実践中の社労士、岡本様をたずねて
2021.01.13
人生の歩みや楽しく生きるヒケツ、自慢の健康法など、「なるほど面白い!」なお話をお客様にお聞きする本連載。今回登場いただくお客様は宮古島、美唄、札幌と、3つの拠点を往来しながら、仕事に、趣味に全力投球な岡本様。出会いを大切にしている岡本様ならではの「人生を豊かに過ごすコツ」を伺いました!
働き方、生き方を変えるお手伝い。
札幌で社労士事務所を経営しています。沖縄県・宮古島にもオフィスがあって、札幌の自宅と、美唄の別荘と、3つの拠点を行ったり来たりしています。宮古島のオフィスは商工会議所の中にあるんです。地元の会社や飲食店など、いろんな人が相談にやってきます。助成金や補助金の申請を無料でサポートすることもありますよ。社労士の仕事は他にもいろいろあるのですが、コロナ禍でメインになりつつあるのは、国が定めるルールから逸脱しない範囲で、働き方、生き方を良い方へと変えるお手伝いをすること。お客さんは全国にいますから、宮古島をベースに、出張しながらお手伝いしています。
美唄の大自然とコミュニティ。
美唄市の別荘は、山に囲まれた自然豊かなところにあります。すぐとなりには川が流れていて、釣り竿を持って3分で釣りができます。夏は草がボーボーに生えるので草刈り機で草を刈っています。デジタルとは全く無縁の生活ができる貴重な場所ですね。美唄には、安田侃(かん)さんという世界的に著名な彫刻家の美術館があって、そこも歩いて5、6分。スタッフのほとんどの方と顔なじみで、そのとき来ているお客さんと知り合いになったりもして、美術館にはコミュニティができあがっています。安田さんの息子さんともすっかり親友になって、2ヶ月に1回、どちらかの家で飲むのが楽しみです。
仕事とプライベートはごちゃまぜ。
仕事とプライベートを分けて考える人がほとんどかもしれないけれど、僕は分けていません。飛行機での移動中、美術館でアートをみながら、散歩をしながら、友人・知人とおしゃべりしながら、仕事のことを考えている。ごちゃまぜです。去年(2019年秋)こんなことが。東京へ出張に行き、午後の打ち合わせまで時間ができたので、行ったことのない「高尾山に登ろう!」とふと思い立ち行ってきました。景色を見ながら、写真を撮りながら仕事のことを考えて、中腹で休憩がてらお客さんからの相談にスマホで返信をして。頂上に着いたらまたメッセージを送って。こんな調子で、高尾山でも仕事はできるんですよ(笑)。
好奇心を満たす。
やってみたいことがあって、行ってみたいところがあって、時間があるなら、「じゃあ、やろう!」「じゃあ、行こう!」とすぐに行動します。そうすると好奇心が満たされて、まわりまわって健康になれる気がします。「メンタルが弱ったとき、体を動かすと回復する」ってよく言うじゃありませんか。やりたいことをやるのって、結局、健康に良いんです。美唄の自然の中で草を刈ったり、木を切ったりするとすごく疲れるんですよね。1時間で汗だくです。でもその後、「よっしゃあ!」ってやる気が出るから不思議です。
縄文人から、
正しく古いものを学ぶ。
趣味は縄文時代の研究。北海道・函館市の南茅部(みなみかやべ)で3500年前の土偶を見たのがきっかけです。一番感動したのは足形付土版。小さいうちに亡くなった子の足形を粘土で押して軽く焼き、おうちのなかで飾っていたとされる土版から、子を想う家族の正しいあり方を見た気がしました。それから縄文時代にハマり、いろんな博物館を訪れています。縄文人は危険を察知し、海抜20〜30m以上の場所に暮らしていたと言われています。「正しく古いものは時代(とき)を超えて、永遠(とわ)に新しい」という言葉が好きなのですが、縄文時代の考えから、正しさを学んでいるんです。
宮古島は今も時間がゆったり。
テレワークなどの働き方改革が進み、ますます思うのは「時間は価値」ということ。逆に、日本で起こっている問題の多くは「時間がないこと」に起因していると思います。月の半分を過ごす宮古島は、今もゆったりした時間が流れています。職場は自宅から徒歩7分。お客さんはすべて2km圏内で歩いて訪ねることができる。そうなると、アポを取る必要がない。用事があれば、その日の朝電話して「今日、空いていますか?」、「これから行っていいですか?」と確認すればいい。これが本来の自然な生き方ですよね。
人の役に立てる状態を、
1日でも長く。
体調面で気になるのは腸内環境と体重管理。サンセリテの浜田さんから「不摂生な男性が飲むと腸が整う」と教わって、『善玉菌スリムナイン』を飲んでいます。不摂生というのは、宮古島で毎晩、外食が続いていること。それ以外は割と真面目だと思います。最近、友人からスマホで使えるダイエットアプリを教えてもらい、食事の記録をつけています。使い始めて1ヶ月。暴食やお酒をいっぱい飲むということがなくなりました。外食先での足りない栄養素を補うようにメニュー選びも気を遣っています。
100歳まで生きることを目標にしているわけではないけれど、人の役に立てる状態を、1日でも長く続けたい。人生は一度きり。これからも、そのときそのとき後悔しない選択を心がけていきたいです。