お肌という個性・多様性

白肌への憧れと狂気。

2022.01.25

メイクは時代によって流行りもありますし、年齢や立場でも変わるものですね。若い頃の写真が恥ずかしいのは、みんな同じなのではないでしょうか。いろんなメイクをして、いろんな成長をして、私たちは大人になるのかもしれません。

今回の投稿者
恥ずかしい失敗談、語ります。
富永寛子

幼少期の刷り込み?

幼い頃、母から「集合写真を撮る時には、色白の子の隣には

立っちゃいけないよ」と冗談まじりに言われていた。

地黒が目立つからだと。色白は七難隠す。

女の子は白いお肌がいいんだと。

「へー、そんなに白い肌がいいのか」と子どもながらに、

大人ってそういうもんなんだと思った記憶がある。

時は過ぎ、いざ自分の二十歳の成人式。

この時の写真は今振り返っても悲惨だ。

ファンデーションやらハイライトやら、

白く塗りたくりすぎて、顔が浮き出ている。

白ければいいってもんじゃない、の失敗例の顔だ。

そう、私もいつの間にか、極端な白肌信者になっていたのだ。

おまけにノーズシャドウやシェーディングも濃いめに入れているため

その雰囲気は、振袖を着た聖飢魔IIのデーモン閣下のようだった。

二十歳の初々しいみずみずしさは、1mmも感じられない。

成人式の写真は、写真たてに飾られることもなければ

見返すこともなく、押し入れに閉じ込められた黒歴史となった。

時は過ぎ、いつの間にか高齢出産の年齢に。

白ければいいのではなく、肌そのものが

自然でイキイキとしているのが素敵なのではないか。

この価値観にたどり着いたのは、30歳くらいの頃だったと思う。

シミそばかすや毛穴など、お肌の悩みがポツポツ出てきた頃だ。

パンパンの丸顔が恥ずかしいと思っていたけれど

あれは「肌のハリ」だったということにも気づく。

そう、大切なものは失って初めて気づく。

35歳・38歳で出産。重要な成分を

全部子どもに持っていかれたんじゃないかと思うくらい

肌の急激な衰えを感じている今日このごろだが、不思議と焦りや絶望はない。

真っ黒こげだった幼少期、デーモン閣下の成人式、

いろんな失敗を思い返すと、まあいいか、という気持ちになる。

私の肌は、今日も人生とともに進んでいくのだ。

なぜかファンデーションを塗るのにハマってしまった息子、1歳。
この記事を書いた人

富永寛子

東京都在住。高校の同級生である夫と、4歳娘、1歳息子の4人暮らし。渾身の高齢出産2発のせいか、年間50日キャンプに出かけているからか、お肌の急激な衰えが気になり出した今日このごろ。カツ丼、ラーメン、唐揚げ、ケーキなどのハイカロリー食が大好物なのでマルチビタミン&ミネラルは欠かせない。実家の五島列島から送られてくるお魚で日々のタンパク質は補給。3階建ての狭小戸建に住んでいるため、階段の登り降りが激しいが、貴重な運動機会なので、余計に登り降りするように心がけている。

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