★社員ブログ

なぜ、私は浦和レッズが好きで好きでたまらないのか?

2022.09.12

みなさんは3度の飯より好きなものはありますか? 趣味や美味しい食べ物、アイドルやスポーツ選手の追っかけ、またはお酒やギャンブルといった方もおられるかと思います。「寝食忘れて熱中、熱狂できるもの」をお持ちの方はさぞやエキサイティングな人生を歩んでいるかと想像します。 今回の異人奇人伝は、他ならぬ私自身の3度の飯より大好きな「〇〇」について語ってまいります。 〇〇をお持ちの方は気付いていないかもしれませんが、〇〇を持っていない人からみると〇〇を持っている人の生活は奇異なものが多く、まさに異人奇人!のようです。(私も人から言われてようやく自覚してきた次第です…汗)

今回の投稿者
サンセリテ札幌 クリエイティブマネージャー
浜田

道産子でありながら・・・

私はサッカーJリーグのクラブが大好きです。生まれも北海道で勤め先はサンセリテ札幌であれば、「北海道コンサドーレ札幌、大好き!」と言いたいところですが、残念ながら違います。道産子にあるまじき姿勢ですみません。

私が愛するのは、埼玉を本拠地とする「浦和レッズ」というクラブです。

昨今も良くも悪くもいろいろなメディアに取り上げられやすいクラブではありますが、ファン・サポーターの方の熱量や、ここぞという時の団結力はすさまじいパワーのJリーグ屈指の人気クラブと言えます。

浦和レッズのホームスタジアムは埼玉スタジアム2002です。日本全国に多くのファン・サポーターがいるレッズではありますが、私もその一人です。ですが、私は札幌在住。生まれも育ちも道産子です。埼玉には一度も住んだことすらありません。ではなぜ、私が浦和レッズを好きになったのか?

子供部屋にもレッズのフラッグ。

弱いからこそ、愛が深まる。応援せずにはいられない。

実はたまたまなんです。本当にたまたま幼少期に「赤」色が好きで、親に買ってもらったJリーグキャップ(帽子)が浦和レッズだったんです。

Jリーグ開幕当時(1993年)は日本中がサッカーブームとなり、その頃、私もサッカー少年団に入っており、毎日日が暮れるまで練習するようなサッカー少年でした。所属するチームの子たちもみんなが、思い思いのJリーグチームの帽子をかぶっていました。横浜マリノス(現横浜FM)や清水エスパルスなど、青や黄色など様々なカラーの帽子を。キングカズこと三浦知良選手やラモス瑠偉選手などを擁するスター軍団のヴェルディ川崎(現東京V)の緑の帽子の人気は特にすごかったのを覚えております。

その頃レッズはというと開幕年から連続して最下位だったこともあり、Jのお荷物クラブと言われることもありました。私の所属する少年団では、かぶる帽子のチーム成績によって立場的な序列が生まれるという悪しき習慣があり、浦和レッズの帽子をかぶっていた私への罵詈雑言はひどいものでした(笑)

大人である監督ですら「レッズの浜田が…。奇跡だ!」とちゃかしてくる始末で、レッズサポーターであることは、私のサッカー人生に多少なりとも暗い影を落としました。しかし周りから罵詈雑言を浴び、バカにされるほど、レッズ愛が強くなっていくのも同時に覚えています。負け続けても応援したくなる。負けが多いからこそ、たまに勝ったときは、言い表せないほどうれしい!そう、負けるからこそ、弱いからこそ、愛が深まっていく。レッズのおかげで小学生にも関わらず、そんな複雑な愛情を抱けるまでに心の成長を遂げていたのです。ありがとう、あの頃の弱小レッズ。少年の情操教育に、レッズ。

えっ?レッズが優勝?!

社会人になった私は、毎日が忙しくレッズの情報からはいつのまにか縁遠い生活を送っていました。しかし2006年のことです。ふとみたテレビニュースで「浦和レッズJリーグ優勝目前」の文字が。「なにっ!あれだけ勝てなかったレッズがJ1優勝!?」

優勝目前になって急に応援に火がつく、ミーハーな自分を恥じる気持ちもありましたが、すぐに行動に移しました。裕福ではない財布の中身と相談しながら、スカパー!と契約し自宅にアンテナを付け、テレビも買い替え、スタジアムに通えない私はテレビの前で声を張りあげました!

そして見事その年はJ1優勝!それからの私の生活はレッズ1色に見事に様変わりしました。

家族も家具も、レッズ!そして、友人の結婚式より、レッズ!

年に1~2回は埼玉スタジアムに応援に行くと決めて、コツコツお金を貯めては埼玉で散財する日々。あまりスタジアムに応援に行けない分、グッズぐらいはたくさん買って少しでもクラブに貢献できればと考えました。

家族も巻き込むため、家具も赤、リビングの戸棚も赤。キッチンの戸棚は妻を説得するのに骨を折りましたが赤にすることに成功。子供部屋にはレッズのビッグフラッグを壁に貼り洗脳(笑)。今では家族みんなで埼玉スタジアムに行くのが一大イベントになっています。

それから十数年間、テレビでのレッズの試合観戦は、唯一見逃したのは母親の葬儀の時くらいで、タイトルがかかった試合と重なった友人の結婚式はお断りしました。(その友人からは今でも嫌味をいわれます笑)しかしその試合は負けてしまいタイトルも取れず、結婚式に参加すればよかったと後悔したのを覚えています。

埼スタへ家族で参戦。

負けたら即テレビを消し、数日間、情報はシャットダウン。

その負けた時の話ですが、Jリーグチームのファン、サポーターの方はみんな苦労していると思いますが、サッカーはだいたい週末に1回しか試合がないため、勝つか負けるかでホントに日常に影響がでてしまいます。勝てば「お酒のうまい最高の週末」から翌週の仕事も幸せにこなせるのですが、負けた時は「何もする気が起きない最悪の週末」から翌週も暗く殺伐としたメンタルに陥ります。

ちなみに私は負けた試合の終了のホイッスルと同時にテレビを消し、そこから一切のレッズの情報を遮断します。もうこの試合はなかったことと一切の記憶を消し、生活への影響を最小限に抑えます。そして翌週の水曜日くらいから少しずつレッズ情報に触れはじめ、また週末には燃え上がるというルーティンを繰り返します。

レッズVSコンサドーレの時はどうするの?

よく聞かれるのは、「札幌には、コンサドーレ札幌というJ1のチームがあるがそっちを応援したら毎週スタジアムで応援できるのでは?」ということ。

確かにその通りで、少し考えたこともあるのですが、一度好きになったチームは変えることはできないんです。心が言うことをきかないんです…!(コンサドーレ札幌のJリーグ加盟は開幕から5年後の1998年)

もちろん地元のチームとしてコンサドーレ札幌も応援しています。しかし札幌でレッズとコンサの試合がある、年に一度のその日ばかりは、家族みんなでレッズのユニフォームを着て、札幌ドームに向かいます。もちろんレッズ側の席をとり、レッズの勝利のみを祈ります。

実は札幌に住んでいるとレッズが好きとあまり言う機会もなく、レッズのことを語り合う機会などもちろんありません。

愛犬のREDくん。

しかし今回、この記事でレッズのことを書こうと決めたのは、もう一生この生活は変わらないだろうと悟ったからかもしれません。いつかは浦和に住んで、毎週埼玉スタジアムへ行く。そんな生活をいつか叶えようと計画しております!

P.S. 札幌在住のレッズファン、サポーターの方、よろしければご連絡お待ちいたしております。すすきのでお酒を飲みながらレッズのことを語り合えたら嬉しいです^^

この記事を書いた人

浜田

サンセリテのマーケティング担当。中途入社6年目。人生の折り返し地点を迎えた三児の父。北海道北見市の生まれ。数えきれない支えがあって今がある。恩返しとチャレンジを第一に。美味しい食事とお酒も大切に。健康も大切に。

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